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草刈機はエンジン式と充電式どっち?違いと選び方を店長が解説

エンジン式と充電式の草刈機を比較 園芸
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草刈機を購入しようとすると、「エンジン式と充電式のどちらを選べばよいのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、庭や家の周りを手軽に刈りたい初心者には充電式、広い場所や硬い草を長時間刈り続けたい方にはエンジン式がおすすめです。

私はホームセンターで25年間、お客様の草刈機選びをお手伝いしてきました。初心者のお客様には、エンジンがかからないトラブルや燃料管理の手間が少ない充電式をおすすめすることが多くあります。

ただし、充電式はバッテリーによって作業時間が限られます。購入してから後悔しないためには、パワーだけでなく、作業時間や使う場所まで考えて選ぶことが大切です。

この記事では、エンジン式と充電式の違いを比較し、使用目的に合った選び方を分かりやすく解説します。

エンジン式と充電式の違いを比較

エンジン式と充電式には、それぞれ得意な作業があります。まずは違いを一覧で比較してみましょう。

項目エンジン式充電式
始動主にロープ始動スイッチ操作
パワー高出力機が多いエンジン式同等機も
作業時間給油して継続電池容量で変化
音・排ガス音・排ガスあり低騒音
燃料必要不要
おすすめ広範囲・長時間家庭用・初心者

※パワーや作業時間は、機種・電圧・バッテリー容量、使用条件によって異なります。

初心者には充電式草刈機がおすすめ

私が初心者のお客様に充電式をおすすめする主な理由は、次の3つです。

1.始動が簡単で操作に迷いにくい

エンジン式はスターターロープを引いて始動するため、慣れていない方は操作に戸惑うことがあります。一方、充電式はバッテリーを装着し、安全ロックを解除してスイッチを操作するだけ。力を使ってロープを引く必要がありません。

2.燃料管理の手間がない

エンジン式は燃料の購入や保管が必要です。また、長期間使用しない場合は、取扱説明書に従って燃料を抜くなどの処置が必要になる機種があります。充電式は燃料を使わないため、こうした管理の手間がありません。

3.充電式でも十分なパワーを選べる

充電式は非力と思われがちですが、現在はエンジン式に匹敵するパワーを持つ機種もあります。家庭の庭向けの扱いやすいモデルから、硬く密集した草に対応する高出力モデルまであるため、電圧だけで決めず、草の種類・刈る広さ・作業時間に合う機種を選ぶことが大切です。

充電式草刈機の気になる点|パワー・バッテリー持ち

ホームセンターで充電式草刈機をご案内していると、お客様からよくいただく質問が2つあります。「エンジン式よりもパワーがないんだよね?」と「バッテリーはどのくらいもつ?どのくらいの面積を刈れる?」です。

購入後の使い勝手に関わる大切なポイントなので、機種を選ぶ前に確認しておきましょう。

「エンジン式よりパワーがない」は本当?

充電式だから一律にパワーが弱い、というわけではありません。庭の手入れ向けの機種から、高出力の機種まであり、どの製品同士を比べるかで答えが変わります。

例えば、マキタは充電式草刈機MUR005Gシリーズを「30mLエンジン式同等の使用感(当社比)」と案内しています。これは特定機種についてのメーカーの比較であり、すべての充電式が同じ性能という意味ではありません。

選ぶときは、電圧の数字だけでなく、刈りたい草の硬さや密集具合、対応する刈刃、メーカーが示す用途を確認しましょう。また、十分なパワーがあっても、必要な時間だけ作業を続けられるとは限りません。「刈る力」と「バッテリーの持ち」は分けて確認することが大切です。

バッテリーは何分もつ?どのくらいの面積を刈れる?

1回の充電で使える時間は、本体の機種、バッテリー容量、回転速度、使用する刈刃、草の状態によって異なります。「充電式なら何分」「この電圧なら何坪」と一律には答えられません。

特に注意したいのは、カタログの運転時間にある「無負荷時」という条件です。これは草を刈る負荷がかかっていない状態での数値なので、その時間ずっと実際の草刈りができるという意味ではありません。

例えば、マキタMUR015Gの取扱説明書では、BL4040(4.0Ah)と指定のチップソーを使用した場合、無負荷時の連続運転時間は高速で約1時間、低速で約3時間30分とされています。同じ本体と電池でも、回転速度によって数値は変わります。なお、これらは参考値で、気温や作業条件によって異なります。

作業できる面積も、短くまばらな草と、背が高く密集した草では変わります。メーカーが面積の目安を示している場合も、測定条件を確認して判断しましょう。

購入前には、次の情報を販売店に伝えると、機種を絞り込みやすくなります。

・刈る場所のおおよその面積
・草の高さや密集具合が分かる写真
・一度に終わらせたいか、何回かに分けて作業できるか
・現在草刈機を使っている場合は、機種と普段の作業時間

長時間使いたい方は、予備バッテリーの価格と充電時間も確認してください。本体価格だけでなく、必要な電池や充電器を含む総額で比較することが大切です。

参考:マキタ公式「MUR005Gシリーズ」、マキタ「MUR015G取扱説明書」
公式情報確認日:2026年10月15日

用途別に見る草刈機の選び方

草刈機は、使う場所や草の状態によって適した機種が変わります。ここでは、代表的な3つの使用場面に分けて選び方を解説します。

1.自宅の庭や家まわり

自宅の庭や家まわりでは、始動が簡単で比較的音の静かな充電式が使いやすい選択肢です。初めて使う方には18Vクラスも候補になります。刈る面積が広い場合や草が密集している場合は、36Vなど出力の高いモデルも検討しましょう。

2.畑や広い敷地

畑や広い敷地では、パワーだけでなく連続作業時間も重要です。36Vクラスなどの高出力な充電式、または給油しながら長時間使いやすいエンジン式が候補になります。充電式を選ぶ場合は、1充電当たりの運転時間を確認し、必要に応じて予備バッテリーを用意しましょう。

3.硬い草・密集した草が多い場所

硬い草や密集した草が多い場所では、高出力の充電式またはエンジン式が候補になります。ただし、刈れる草の種類はパワーだけでなく、使用できる刈刃や機種の仕様によっても変わります。購入前に、メーカーが硬い草や密集した草への対応を明記しているか確認しましょう。

刈刃の種類と選び方

草刈機は、本体の方式だけでなく刈刃によっても得意な作業が変わります。主な種類は「チップソー」「樹脂刃」「ナイロンコード」の3つです。必ず使用する機種に対応した刈刃を選びましょう。

1.チップソー|広い範囲や硬めの草に

チップソーは、金属製の円盤の外周に刃が付いたタイプです。切れ味が強く、広い範囲や密集した草、比較的硬い草の刈り取りに向いています。ただし、石やコンクリートなどの障害物への接触は避け、取扱説明書で指定された外径・取付寸法の刃を使用してください。

2.樹脂刃|庭の柔らかい草に

樹脂刃は、樹脂製のブレードを回転させて草を刈るタイプです。比較的軽く、自宅の庭などに生える柔らかい草の刈り取りに向いています。刃は使用によって摩耗するため、切れ味が落ちたら対応する替刃へ交換しましょう。樹脂製でも飛散物や接触による危険はあるため、保護具の着用が必要です。

3.ナイロンコード|壁際やキワ刈りに

ナイロンコードは、高速回転するコードの先端で草を刈るタイプです。柔らかい草や芝、壁際・フェンス際などのキワ刈りに向いています。一方、硬く太い草には効率が落ちる場合があります。また、小石や刈った草が飛散することがあるため、保護具を着用し、周囲に人がいないことを確認して使用してください。

ハンドル形状の違いと選び方

草刈機は、ハンドルの形状によって操作のしやすさや向いている場所が変わります。主な種類は「Uハンドル」「ループハンドル」「2グリップ」の3つです。平地・傾斜地・障害物の多さに合わせて選びましょう。

Uハンドル|平地での広い範囲の草刈りに

Uハンドルは、左右のハンドルを両手で握り、刈刃を左右に振って使うタイプです。姿勢を保ちやすく、平地で広い範囲を刈る作業に向いています。一方、傾斜地や障害物の多い場所では、取り回しにくい場合があります。

ループハンドル|傾斜地や障害物の多い場所に

ループハンドルは、シャフトに付いた輪状のハンドルを握って操作するタイプです。刈刃の角度や向きを変えやすいため、傾斜地や狭い場所、木や障害物の周辺での作業に向いています。平地を一定の動きで広く刈る場合は、Uハンドルの方が扱いやすいことがあります。

2グリップ|狭い場所や細かな操作に

2グリップは、シャフト部分にある前後のグリップを直接握って操作するタイプです。刈刃の向きや高さを細かく変えやすく、狭い場所や傾斜地、障害物の周辺での作業に向いています。一方、平地を長時間刈る作業では腕に負担を感じる場合があるため、購入前に持ち方や本体重量を確認しましょう。

エンジン式と充電式、結局どちらを選ぶ?

結論として、広い場所を長時間刈る場合や、硬く密集した草を刈る機会が多い場合は、エンジン式が候補になります。一方、始動の簡単さや音の静かさ、燃料管理の手軽さを重視する場合は、充電式が向いています。特に初めて草刈機を購入する方や、自宅の庭・家まわりで使用する方には、まず充電式をおすすめします。

エンジン式がおすすめの人

  • 広い敷地を長時間刈りたい人
  • 硬い草や密集した草を刈ることが多い人
  • 給油しながら作業を続けたい人
  • 燃料管理やスターターロープの操作に慣れている人

充電式がおすすめの人

  • 初めて草刈機を使う人
  • スターターロープを引く作業を避けたい人
  • 燃料の購入や保管をしたくない人
  • 自宅の庭や住宅地で使いたい人
  • 使用できる対応バッテリーをすでに持っている人

庭まわりを短時間ずつ手入れする方は、補助輪や替刃、バッテリー1個が付属する「ファミラ 充電式コードレス4WAY草刈り機24点セット」も比較候補になります。公式販売ページでは、作業時の連続使用時間は目安15分、充電時間は約3時間と案内されています。使用時間は草の状態などによって変わるため、広い敷地を一度に刈りたい方は、必要な作業時間に合うか確認しましょう。(仕様確認:2026年10月13日)

補助輪付き4WAY充電式草刈り機を公式サイトで確認する

まとめ|用途に合った草刈機を選ぼう

エンジン式と充電式には、それぞれ得意な作業があります。広い場所を長時間刈る場合や、硬く密集した草を刈ることが多い場合はエンジン式が候補です。一方、始動の簡単さや燃料管理の手軽さを重視する場合は、充電式が向いています。

特に初めて草刈機を購入する方や、自宅の庭・家まわりで使う方には、充電式がおすすめです。本体の方式だけでなく、刈刃・ハンドル形状・重量・作業時間も確認し、自分の使用場所に合った機種を選びましょう。使用前には必ず取扱説明書を読み、必要な保護具を着用してください。

参考にした公式情報

この記事は、以下のメーカー公式情報を参考に作成しました。

・マキタ公式「マキタ早わかり」
・工進公式「草を刈る」
・京セラ公式「充電式刈払機 AKS-6000」
・共立公式「刈払機・草刈機」

※2026年9月21日確認。製品の仕様、対応バッテリー、使用できる刈刃は機種によって異なります。購入前に各メーカーの公式サイトおよび取扱説明書をご確認ください。

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